凡例 第壹編社會主義の經濟的正義 第貳編社會主義の倫理的理想 第參編生物進化論と社會哲學・ 第四編所謂國體論の復古的革命主義・ 第五編社會主義の啓蒙運動 解説 目次 ・ : 訷島二郎 : ・四宅 : 交
はダーギン、難波氏は斯波氏、八十萬禪は八百萬訷に。 なお、テキストの人名は、例えばカール、マークスやエ ル、ヴァリエ、と讀が用いられているが、カ ール・マークス、エ ル・ヴァリエのごとく、中黑點にあらためた。 困一般用語のうち發音と一意味を同じくする單語における混用は、現在の使用法によって統一し、必ずしも頻 度によっていない。 〈例〉依持は維持、發輝は發揮、蹂は蹂躙に。 用字における著者固有の用い方は、なるべく原型をとどめたが、 〈例〉ッラスト、賣婦、欺懣、撰擧、顧換、缺亡、論を待たず。 場合により訂正を加えたのは次のような場合もある。 〈例〉防害は妨害、競々惶々は兢々惶々、陶汰は淘汰に 句讀點は、明らかな誤用の箇所のみ最低限度あらためた。 〈例〉「しつゝある如く。社會主義の」は「しつゝある如く、社會主義の」に ( 本書一七六頁一行目 ) 、 「進化的に分類せず。國家が」は「進化的に分類せず、國家が」 ( 本書二一五頁五行目 ) に。 田拗音、促音は、テキストでは全然用いられていないが、固有名詞、人名にかぎり改めた。 〈例〉ホッテントットはホッテントット、・ テュルクハイムはデュルクハイム、ヘッケルはヘッケル、ハック スレーは、ツ ノクスレーに。 一、本文において脱落かと推定される箇所には、「 凵をもって本文中に補い、意味不明と思われるところは、 「ママ凵、前後の關係で推定されるところは「 : : : カ凵を傍註 ( 6 ポイント ) で示した。 一、本書の刊行及び校訂に際し、御助力を賜った東京大學敎投林茂氏、北昤吉氏の配慮に心よりお禮を申上げる。 2
例 儿例 一、本書は、北一輝著作集の第一卷として、「國體論及び純正社會主義ーの全卷を收録し、訷島二郎の解詭を付した ものである。 一、本書の定本。テキストは、明治三十九年五月九日發行の北輝次郎の自家版である。テキストは菊判、本文の組 み方は、五號四分アキ、一頁一四行、三一字詰である。緒言一七頁、目次六八頁、本文一ー九九八頁、卷末の正 誤表五頁より成っている。また各章の小見出しを本文の上欄に六號にて示されているが、本書では、本文中に頭 註として六號ゴデックで示してある。テキストの目次は、各章の初に六號活字にて組み、かっ本文中前記六號ゴ ヂックの見出しで示したものと同じであるので、本書においては、卷頭の總目次は各編名をあげるにとどめた。 一、本文は、テキストに忠實であることに努めたが、校訂にあたり、夐更を加えたのは、左記の點である。 ④テキスト卷末の正誤表にもとづく訂正。 @ 明らかな誤植の訂正。 、よ遣、、送リガナは、歴史的カナ遣いで著者特有の用法も、時に用いられているが、これが十分に統一 されていない場合は、頻度の多い方に從ってこれを統一した。 〈例〉「抱て」は「抱いて」、「從って」は「從て」、「甘んじて」は「甘じて」、「名づけて」は「名けて」に。 固有名詞については、誤植及び不統一は前項に準じて訂正した。 〈例〉田嶋錦次は田島錦治、仁渡邊稻造は新渡戸稻造、ソクラーテスはソクラテス、ダーヰン、ダーヴヰン